第12回ワダイノLIVE@Kishiwada 「岸和田古城から岸和田城?城下町へ?戦国時代、泉州の武家拠点の発達」
公開日 2025年09月26日
第12回ワダイノLIVE@Kishiwada 「岸和田古城から岸和田城?城下町へ 戦国時代、泉州の武家拠点の発達」 ☆ 大阪公立大学×和歌山大学 連携講座
ワダイノLIVEとは…
「わだい浪切サロン」は、R6年4月より「ワダイノLIVE」として生まれ変わりました。
”mini和歌山大学”として、地域のみなさまに旬のトピックスや最新の研究について、ワダイノ研究者らが、わかりやすく話します。参加費は無料、どなたでもご参加いただけます。
【講演概要】
近世岸和田の物語は、「岸和田古城」(現在の野田町、南海「岸和田」駅の東南)から幕を開けます。今は静かな住宅地となっているこの場所も、かつては戦国武将たちが覇を競った最前線でした。古城には当時の姿を伝える古絵図が残され、2006年の発掘調査では、室町?戦国時代の城の構造が次々と明らかになりました。かつてここには、戦いと策略の舞台となった城郭が確かに存在していたのです。
やがて戦国の世が深まると、武家たちはより大きな未来を見据え、拠点を今の岸和田城の場所へと移します。城を大きく造り替え、海に近い土地へと町ごと築き直す壮大なプロジェクトでした。織田信長らとも結びついた松浦氏が和泉国を治め、岸和田は彼らの本拠地としてますます重要性を増していきます。
この頃、海沿いでは大津や佐野が港町として栄える一方、岸和田は堅固な城郭とともに、計画的な町づくりによって“城下町”として発展を遂げます。今私たちが歩く町並みの原点は、戦国の知恵と野望が詰まったこの時代にあるのです。
―かつての岸和田は、ただの一地方都市ではありませんでした。天下人たちが夢を託した城と町のドラマ、その真相を一緒にひもといてみませんか。
仁木 宏 先生プロフィール
大阪府東大阪市出身。京都大学?大学院を卒業?修了し、1996年、大阪市立大学(現?大阪公立大学)に着任。専門は、戦国時代から信長?秀吉時代の都市史。京都や寺内町、全国の城下町?港町などを研究している。【参考文献】大澤研一?仁木宏編『岸和田古城から城下町へ~中世?近世の岸和田~』和泉書院、2008年
【第12回ワダイノLIVE@Kishiwada概要】
タイトル|「岸和田古城から岸和田城?城下町へ 戦国時代、泉州の武家拠点の発達」
話題提供|仁木 宏 大阪公立大学 大学院文学研究科 哲学歴史学専攻 教授
日 時|2025年12月17日(水)19時?20時30分 開場:18:50?
開催方法|南海浪切ホール1F 多目的ホールおよびオンライン講演(ハイブリッド開催)
定 員|会場:80名程度 オンライン:100名程度(いずれも先着順)
申込方法|下記のURLからお申し込みください。
申し込みURL:https://forms.gle/Wi1o9Kp7fHfG2Cz88
お電話(072-433-0875)でのお申し込みも可能です。
※お電話の場合は(1)氏名(必須)(2)電話番号(必須)(3)メールアドレス(4)年齢
(5)お住まいをお知らせください。
※お電話の受付時間は、火曜?土曜 10時?17時です。
※会場参加が定員に達し次第、オンライン参加のみの受付となります。
申込期限|2025年12月16日(火)17時